12月9日(日)に地域交流スペースにて、モンゴルの弦楽器である「馬頭琴(ばとうきん)」のライブを開催しました!演奏者は、馬頭琴のプロの演奏家として仙台を拠点に活躍されているモンゴル出身のバヤラト氏。東京池上本願寺での一青窈コンサートに出演されたり、2007年映画「馬頭琴夜想曲」に出演、劇中の音楽を演奏するなど、多方面で活躍されているすごい方なんです
プロの馬頭琴演奏が聴けるとのことでなんと126名もの方に参加していただきました。予想をはるかに上回る人数で、会場の机が足りなくなるほど
当日はツァイ(モンゴル式ミルクティー)も用意し、みんなでツァイを飲んで談笑しながらバヤラトさんの登場を待ちました。このツァイはモンゴルでは一般的に飲まれているもので、味のイメージは、塩味の効いたミルクティーといったところでしょうか。なんともクセになる味です。
会場が程よく温まったところでモンゴルの衣装に身を包んだバヤラトさんの登場です。モンゴルの本格的な演奏に、皆さん一生懸命聞き入っていらっしゃいました。馬頭琴の音質は柔らかで奥行きがある響きで、同じ弦楽器であるチェロやヴァイオリンのような澄んだ音にはないノイズが、馬頭琴の独特な音色を奏でておりました
馬頭琴について少しご説明させていただくと・・・馬頭琴は二本の擦弦楽器で、弦・弓とも馬の毛を用い、棹の先端部分が馬の頭の形をしているモンゴルを代表する伝統楽器です。馬頭琴は独特の美しい音色だけでなく、幸せをもたらす縁起の良い物として、今も昔も親しまれています。日本では「スーホの白い馬」(とても悲しい物語です)の中にでてくる楽器としても有名ですね。
演奏の合間のバヤラトさんのお話も、モンゴルの生活の話も取り入れながら流暢な日本語と気さくな口調で笑いを誘っておりました。
まだまだ聞き足りないなぁと思いつつ・・・あっという間に終演時間になり、大盛況のうちに演奏は終了いたしました。モンゴルの音楽って素敵ですね。ぜひまた演奏しに来ていただきたいですね(O)